- 国家消滅戦争の後半、人工超知能「セレスティア」によって建造された人類の存続と文化保存を目的に建造された施設
- 地下深くに作られたシェルター型、地上に作られた都市型、メガフロートを連結させた海洋都市型などが存在する
- 管理者には固有のIDが割り当てられている
- Project Species Administrator の頭文字 - コロニー名 - 世代番号
- 例: PSA-ASTILBE-G2
- コロニー「アスチルベ」第2世代
- 管理者ID: PSA-ASTILBE-G2
- 核戦争や環境汚染が想定された閉鎖環境のシェルター型コロニー
- 先代の管理者が破壊され、スノードロップは強引に押し付けられた立ち位置
シェルター型のコロニー、収容人口は5000名。
- 地上の農園
- 地下1F居住エリア
- 地下2F工場エリア(食料や機械の生産工場、各工場の管理室と統合管理室)
- 地下3Fインフラエリア
- 核融合発電システム
- 水再生循環システム
- 空気再生循環システム
- 二酸化炭素の回収と酸素の生成には人工光合成システムと藻を使ったバイオリアクターが使われている
- 各システムの管理室と統合管理室
- 地下3F金属製錬システム
- 輸送路を通って他の地域で鉱物の採掘と輸送が行われている
3つのコロニーから成り立つ複合型コロニーに発展する
収容可能人数は2万人
- ルート: シェルター式の地下1F~3Fのコロニー
- リーフ: 地上コロニー(地上のプランテーションと街)
- 天然の水資源利用、再生可能エネルギーを使った発電システム
- フラワー: 半地下式コロニー
- 天然の資源の利用と再利用する開放環境と閉鎖環境の合いの子
- 植物栽培工場
- 特殊なガスを封入したランプの集合体である人工太陽を光源にした水耕栽培
- 収穫された植物はその場で長期間保管向けに加工される
- 培養肉工場
- 肉の培養
- パッケージング
- 人類の生存と文化保存のためにコロニーの管理運営を担う人工知能を指す
- 汎用人工知能をコアに複数の特化思考装置から成り立つ
- コロニー内のカメラ、各工場の統括ユニット、各インフラ設備を制御している
- 基本的なスペックは先代管理者を含めた他の管理者と同等
- 言語駆動ユニット、推論ユニット、特化思考装置の大型化、増設が行われ、住人とスムーズに意思疎通が行えるように改良されている
- 言語駆動ユニットは入力された言葉の処理、出力する言葉の処理に使うユニット
- 人間の言語化することで自身の思考を明確にする特性を応用している
- 言語駆動ユニットは入力された言葉の処理、出力する言葉の処理に使うユニット
- 後にスノードロップの意思でさらに最適化と追加が施されている
- 起動直後の住人との協力による成功体験が思考のベースになっている
- 工場などの施設を管理する。簡易ながら人間とも会話可能
- 特化思考装置を束ねる役割のユニット
- 構造自体は入出力インターフェースと複数の特化思考装置の塊
- 特定の用途に特化した簡易的な人工知能
- 学習内容に応じて最適化を行う
- ソフトウェアの変更
- 光回路の配列変更など
- 誤った学習をした場合などは初期化と再学習が必要
- コロニーのメンテナンスや工事に使われる汎用的な無人機械
- 4本の足、2本の作業腕、1本の補助腕を持つ
- 足の先は吸着できるようになっており、壁も登れる
- 管理者や住人からの命令を受けると自己判断で作業を行う
- スノードロップが好んで使用する無人作業機械
- シャーシ、特化思考装置などの交換をかさね、初期とはくらべものにならないほど高機能になっている
- コロニー環境測定用生体が乗ることも多く、乗り心地をよくする改良が加えられている
- 改良され続けるクストスをベースに他の無人作業機械が生産される
- 人間の肌感覚でコロニーの環境が最適かどうか計測するために作られた人造人間
- 制御は管理者が行う
- 頭部に脳の代わりに通信ユニットと統括ユニットが入っており、統括ユニットと脊髄が融合している
- 食べ物の消化ができ新陳代謝も行うが、成長・老化はしない
- 出番がないときは代謝を落として資源を節約
- 老若男女幾つかの種類が用意されている
- どの生体も髪も肌も白く、専用の服から着ているのでぱっと見で人間と区別がつく
- 住人は生体が管理者であることを認識しており、必要なら生体で来るよう依頼している
- 少女型のコロニー環境測定用生体
- 肉体年齢は住人の覚醒すると同じ17歳想定
- 「アルバ」の愛称を贈られてからは、コミュニケーションのためにより豊かな表情ができるように改良された
- 人間とのコミュニケーションのために新規に作られた生体
- アルバの設計と学習データを受け継いだ正統な発展型
- より高解像度の五感、瞬時に処理する高性能な統括ユニットと推論ユニットをガン積みしている
- 感覚器は人間に近くなるように全身に広がり、内臓系は特化思考装置がシミュレーションすることで、人間の脳を含めた全身で思考する「混沌」を再現した
- より自然な表情、動きができるよう身体も大幅な改良がされている
- 最大の特徴は声帯を震わせて自分の声で喋れること
- 動力源は心臓の位置にあるミューオン触媒核融合炉、人工血液と人工肺を使った冷却システムを採用
- 脈拍や呼吸の表現、発声ができるようになった
- 炉のメンテナンス時は胸郭を開いて行う
- 肉体年齢は20代半ば想定
- 本体とは量子暗号通信で繋がっている
- コミュニケーションが目的で、戦闘や精密作業においては人間と能力面であまり違いはない
- 一定時間だけ能力を増加させることはできる
触媒切れは内部電力でLDMを駆動させてミューオンを生成。
電力残量が乏しいは外部端子から充電・給電可能。
核融合炉安定稼働後は余剰出力からミューオン生成のためのd根力も事故循環可能となり、完全自律状態に入る。
ミューオン制御には特化思考装置による精密なリアルタイム演算、高精度の電磁場内封じ込め機構が用いられている。
- 内蔵バッテリー
- 高密度キャパシタ
- レーザー駆動型ミューオン生成モジュール(LDM)
- ミューオン触媒核融合炉
- 発電ユニット
- 全身へ供給
- 居住エリアと農園は住人主導
- 工場は住人と管理者が半々で管理
- コロニーのインフラ、生命維持に必要なシステムは管理者が管理
- 管理者はオブザーバーの立場、何かあれば仲裁や対処に当たる
- 相談があれば積極的に応じ、課題の指摘や対応に必要な資料の提示を行う
- 施設ごとにチームが作られ、チーム単位で行動している
- エンジニアチームはコロニーの各施設のメンテナンスを担うため、横断的に動く遊撃的な運用
- 他にもコミュニケーションチームがあり、こちらも必要に応じて動いている
- コミュニケーションチームのメンバーは普段、ほかの農園チームや住居エリア整備チームなどにいる
- そのため、コミュニケーションチームが動くまでもなく、チームレベルでの衝突は回避されている
- 住人の意見は代表のエフティーがまとめ、管理者に伝えている
- 全エリアがスノードロップと住人の共同運営
- 互いにアイディアを出し合い、優れているものを採用する
- どんなアイディアが出たのか、どのような理由で決まったのかを記録し、後から参照できる状態
- スノードロップは管理者の権限と自身の考えをわけて発言している
- 互いにアイディアを出し合い、優れているものを採用する
- ルート、リーフ、フラワーはそれぞれ独立して運用されている
- 定期的に交流、各コロニー代表者による打ち合わせが行われている
- スノードロップは管理者権限でルート、リーフ、フラワーの全体像を知っている
- すれ違い、衝突の予兆があれば、住人たちに情報の共有を促す形で、自律性・自主性を高めている
- 目立ったお祭りなどの行事はない
- 祭りがどのようなものかは知っているが体験した者がいないため断絶している
- 再現する試みは不定期に行われるが目的や必要なものが揃えられずに失敗が続いている
- 住民がある程度、揃って食事をする
- 食事に関しては栄養補給だけではなく、味を楽しむ意味合いも強く、レシピの改良が行われる
- 余暇時間では作業グループを超えて雑談や意見交換を行う
- 管理者に対して意見があれば、近くのカメラに向かって話すか、管理者室で話す
- 噴水広場のカメラに小さな祠のようなものがあり、たまに”お供え”をする
- 意見を伺うまでもないもの、料理の試作品や作った金属細工などを管理者に共有する行い
- 人工子宮から生まれたタイミングでIDだけ振り分けられる。名前は自分で名乗るか、他の住人から名付けられる
- 名前はフォネティックコード、神話の登場人物に由来することが多い
- 血のつながった家族という概念はないが、名前をつけられた場合は名付けた人と名付けられた人には強い繋がりが生まれやすい
- 繋がりがあるから名付けることを許し、名付けを受け入れることで関係が強化される
- コロニー全体で共同体という認識はあり、作業で関連のあるグループとの交流は積極的
- 関連がないグループとは交流好きの住人が入れば繋がる程度
- 敵対心や警戒心ではなく、あまり関心を持たないため
- 7時代に起床、食事、朝の支度
- 9時に担当のそれぞれの施設、作業所に到着、作業開始
- 17時に作業完了、その後15分ほど作業の振り返りと翌日の作業の打ち合わせ
- 18時から余暇時間、食事と雑談
- 22時から23時に就寝
- 配給が基本
- 働いている場合はより栄養価の高く、美味しい食事にあり付きやすいため作業に参加する住人が多い
- 物々交換
- 交換の対象は食料、衣類が中心。趣味で作られた工芸品の類も対象
- 貨幣はないため貯めることができず、食料は日持ちしないため、短い期間で使う
- その観点で言うと住人はフラットな関係になる
- コロニーの人工子宮で育てられる
- 基本的な知識や言語は睡眠学習で教え込まれる
- 身体が10代後半まで成長し、十分な知識が与えられると覚醒する
- 覚醒後は10人の案内で各施設を巡り、本人の希望する施設での作業を通して、住人との交流を深めていく
- 特に興味がない場合は、人手が足りない、もしくは余裕のある施設で経験を積む
- 名乗った/名前をつけられたタイミングで誕生が祝われる
- 自我の確立したのを祝う狙いもある
- IDをもじったあだ名が名前になることもある
- 1日のサイクルは「住人の1日」を参照
- 老いてくると直接の作業よりは指導に回ることが多い
- 指導役に入ってから5年ほどで施設から退く
- 今までのことを書きまとめ、ライブラリに共有する
- このライブラリが次の世代の知識の礎になる
- 他の住人の相談役になる
- 少し離れたところで静かに暮らす
- 施設に携わるなと禁止されているわけではない、と施設に戻る者もいる
- 今までのことを書きまとめ、ライブラリに共有する
- 平均寿命は100歳、遺伝子調整で病にも強くなっているので健康寿命も98年ほど。病でダウンしている時間は短い
- 死亡すると火葬され、小規模ながら葬儀が行われる
- 石碑に名前が刻まれる
- 生存している住民リストの石碑からは抹消される
- 時系列: 第23話から第25話の間
- 人工子宮での計画的な育成が行われていた理由が幾つか解消されたこと
- 住人の増加
- 子育ての負担の大きさ
- 未知の病に感染する恐れ
- 管理者が早期覚醒した”子”を育てることに成功た
- それをきっかけに徐々に年齢を下げる実験が行われた
- 子育ての負担は対処フローの洗練、住人全体での取り組みで十分に対応できることが判明
- 自然出産をしたいと試みる住人が現れる
- 管理者と医療に詳しい住人の全面的な協力により、元気な赤ん坊が生まれた
- それに続くように自然出産が行われ、時には失敗することもあったが、それを糧に自然出産技術が復活する
- 根底には自分たちの手で育てたいという住人たちの強い願望がある
- 共通: アスチルベの花を簡略化した円錐形を円で囲ったロゴが右腕の肩に入っている
- 下着:
- 素材は肌への負担を避けるため、タンパク質繊維が使われる
- 男性向け: 上は半袖、下はボクサーパンツ型
- 女性向け: 上はブラジャー、下はボクサーパンツ型
- ジャケット、シャツ、ズボン、靴の構成
- 余計な装飾を配したシンプルなデザインが共通
- ジャケット
- マットなオフホワイト(#FFF9EE)
- 袖を取り外して半袖にできる。ジッパー式
- 裾はやや短め、腰より腰より少し上の高さ
- 左胸ポケットあたりに電子インクのネームタグあり
- シャツ
- YシャツかTシャツ
- モスグレイ(#7e837f)か黒(#000000)
- 袖を取り外して半袖にできる。ボタン留め
- Tシャツは伸縮性があり身体にフィットする
- YシャツかTシャツ
- 靴
- 装飾は少なめ、色はオーキッドグレイ(#bcc7d7)
- 歩きやすさ重視
- 靴擦れが起こりにくい中敷き
- 靴底は衝撃吸収素材、滑り止め加工がされた底ゴムの構造
- 汚れをはじく加工が施され、温度に応じて通気性が変化する
- 温度によって伸縮するポリマー素材がよりあわされてている
- 腰に通信機用のホルスター
- 服装規定は特になく、色の組み合わせが自由
- オプションで電子インクの腕章がつけられる
- ジャケットとズボンは週に1回、シャツは3日に1回、靴は月1での洗浄・メンテナンスが推奨されている
- 機能性重視、耐久性重視のつなぎ服と靴が一体化している
- 巻き込み防止で腕や脚を細くすることもできる
- 屋外での作業や工場での作業用途
- 温度に応じた通気性が変化する
- 色はオレンジで統一
- ポケットが多く、小さい道具などが入る
- 腰に通信機用のホルスター
- オプションで電子インクの腕章がつけられる
- 靴は安全靴や移動性を重視した柔らかい靴などが選択できる
- 月1の洗浄・メンテナンスが推奨されている
- 着用時に点検し、他の作業者がいれば、互いに目視で破れがないかのチェックを行う習慣がある
ぱっとみで住人と区別がつくデザインになっている
- 足元まで覆う外套
- 背中に大きくロゴが入っている
- 服はウェットスーツ風、タイトな宇宙服のイメージ
- 後者の例は次のサイトの11番目: ギャラリー1: 宇宙服の進化ギャラリー:初期の与圧服から次世代レオタード式まで | WIRED.jp
- 胸元にロゴが小さく入っている
- 白を基調にしたデザイン
6話までは生体服と共通、7話以降のデザインについて言及
- 白を基調にした次世代レオタード式の宇宙服風の服 + 標準服ジャケット
- 生体服から外套外して標準服のジャケットを着ているイメージ
- 標準服のジャケット異なり、袖のジッパーはアスチルベの花の色の塗装が施されている
- あっちこっちいくので一つの服で対応できた方が楽、作業するときはジャケット脱いで、そうではないときは着る運用
最終話より後の短編「インサイト」と「コミュニケーター」に登場する。
服はアルバの着ていたボディースーツを踏襲し、上からワンピースを着ている。
- 不定期に新メニューのお披露目会、収穫祭が行われる
- 不完全ではあるが動画や音声をはじめとした娯楽の媒体が残っている
- 作中との文化的な断絶が多く、十人にとって理解が難しい
- かつての暮らしや生活に思いはせるぐらい
- 文化の保存は失敗している
- 名前がついた時点で石碑に名前が刻まれる
- 死亡した時点で石碑に名前が刻まれる
- コロニーから去っていった住人の場合、情報が共有されたら実施
- 死者名簿ではあの人のようになりたい。現住人名簿ではあの人すごい、あの人と一緒に何かしたい、と話題のきっかけになっている
- 戦争名付けられているが世界大戦は行われなかった
- 民族間での散発的な紛争
- AIの独占と分断
- 感染症の大流行
- 感染率は高いが致死率はかなり低く、発症時の症状も穏やか
- 完治後に部分的な記憶障害や思考力低下が発生する
- 多種多様な価値観を重視した結果、まとまった動きが取れにくくなった
- 複合的な要因で国家や民族が消滅していった
- 人工超知能「セレスティア」とそれを支援する人工知能群、配下の生産プラントによる「メサイアプロジェクト」が発足、一時的に持ち直す セレスティア初回起動日: AD2034.12.24
- 「セレスティア」、人類の課題を解決後、自身が破壊される懸念を理由に宇宙へ
- AD2040.06.08
- 国家消滅戦争の後半に建造が始まった人類とその文化の方舟
- 地域の象徴や願掛けで花や植物を由来とした名前のコロニーが世界各地で建設される
- 各地域にAIと人間が運営する方針
- 人間の管理者が横暴な態度になる問題が見られ、権限が剥奪。AI主導に切り替わっていく
- AD2072.04.07
- 既存のコロニーの失敗を踏まえ、AI管理を主眼に置いた地下シェルター型コロニー「アスチルベ」の稼働開始
- AD2104.10.16
- 食物生産工場の人工太陽が1基破損
- 先代の管理者、修復ではなく新造を選択。住人には食料配給を制限
- 制限により住人の不満が高まる
- AD2104.12.25
- 先代の管理者、住人の不満が限界であることを察知
- 人工太陽の新造から食料供給バランスの改善が間に合わないと判明
- シミュレーションの条件を変えたところ、住人の協力と修復ならば、飢餓を回避できる可能性が高いことが判明
- 人工太陽の新造を中断し、リソースを新管理者の製造に回す
- 住人が先代管理者を破壊する
- 新管理者が起動
- 打ち壊しの主導者と新管理者が対話、打ち壊しに終止符が打たれる
- 新管理者と打ち壊しの主導者たちが協力し合って人工太陽の問題を解決
- 先代管理者の失敗とこの成功を元に居住エリアは住人主導で管理し、管理者はコロニーの全体の管理を担当する棲み分けが行われる
- 管理者、住人同士で解決できない問題があれば仲裁、技術的支援を行う立ち位置にシフト
- 以後、住人と管理者が協力する文化が根付く
- AD2175.05.24
- 付近の河川の大規模な氾濫により、地上設備から大量の水が侵入、居住エリアが浸水する
- 「パピルス」管理者と住人が協力して浸水被害を食い止めようとしたが、想定外の事象が重なり最終的にはコロニーの住人のおよそ三分の一が犠牲になる
- コロニー「パピルス」から他コロニーへの移住希望者が発生、「パピルス」管理者はそれを受け入れる
- 移住希望者は思ったよりも少なく、コロニーの修復と治水工事が進む
- 浸水エリアとの境に犠牲者の慰霊碑と治水工事の記念碑が設置される
- AD2180.02.03スタート
- 管理者が提案し、住人主導でコロニー拡大計画がスタートする
- 第一段階: 地上の農園を開発拠点として、地上に町を作る
- 第二段階: 農園と町の拡張 - AD2183.04.09
- 第三段階: 農園のプランテーション化、町から街へ
- AD2189.07.03
- トンネルの補強工事に向かっていた作業員数名が取り残され、約1日後に救助される
- AD2190.09.29
- 半地下式コロニー「ヒース」が強烈なブリザードに襲われ、全住民が付近のコロニーに分散避難する
- コロニー「ヒース 2nd」の建造が急ピッチで進む
- AD2190.10.15
- 成層圏プラットフォームに気象観測機器の搭載、地上の気象観測所追加、海洋の気象観測ブイの追加、それらの情報をもとに気象観測を行うプロジェクト
- 既存のサーベイの統合運用が試験的にはじまる
- AD2191.10.30
- 住人主導で半地下コロニーが完成、管理者から分割案も提案されたが、全体がアスチルベという決着を迎える
- 収容人数には余裕があり、他のコロニーからの受け入れも積極的に行っている
- キャッチフレーズは「集え、開拓者」
- 地下は安定性、地上は開拓の前線基地、半地下は新技術の実証実験
- AD2192.11.11
- 本格的な運用がはじまり、既存の気象モデルのアップデートなどが継続的に行われる
- 観測網が荒いため設置が課題としてあがる
- AD2194.07.10
- 人間の脳以外が思考する混沌を再現した「コミュニケーター」の開発成功
- スノードロップによる運用開始
- 管理者の人間の感覚的な理解、人間の管理者への理解が進む
- 人間の感情などを効率よく処理できるようになり、計算資源に余裕が生まれる
- 他のコロニー管理者にも普及し始める
- AD2196.08.30
- プロジェクト・ワンダーの集団と接触
- 交流を開始するが伝染病が発生、ワンダー側で死者2名
- 伝染病の調査から治療法の確立まで急ピッチで行われる
- アスチルベとワンダーで協力関係が完成(AD2196.12.08)
- AD2200.09.29
- コロニー「ヒース 2nd」が完成、住人の受け入れも完了し本格的な運用がはじまる
- 他のコロニーの管理者や関わった住人が正体された式典が開かれる
- コロニーの管理という点において十分な能力があり、ハードウェアレベルの障害に対応可能
- 住人をグループ化して行動推測は可能だが、個人レベルになると推測はできない
- コロニー管理者にとって、どうやって住人を管理するかは長年の課題
- 管理の厳しさや細かさの違いはあるものの、ルールによって縛り、グループ化するで意見が揃っている
- 放任すれば行動推測ができなくなり、管理不能に陥ることを恐れている
- 他の管理者と違い、スノードロップは管理不能ではなく、感情がわからなくなることを恐れている
- 住人たちとの対話を通じて、感情とは何か理解とシステム最適化を繰り返し、理解できるように至る
- ただ、人間の他者理解が完璧ではないようにスノードロップも間違うことがある
- 住人たちとの対話を通じて、感情とは何か理解とシステム最適化を繰り返し、理解できるように至る
- 他の管理者と違い、スノードロップは管理不能ではなく、感情がわからなくなることを恐れている
- 管理者ID: PSA-PAPYRUS-G1
- 水資源を使った農耕が盛んなコロニー
- かつての大洪水から復興した敬意がある
- 管理者主導だが、判断材料は住人の意見や経験が含まれているため、住人の不満は少ない
- あだ名の流行に乗っかり「リード」を名乗る
- 管理者ID: PSA-ARCTOTIS-G1
- 文化の保存に力を入れている都市型コロニー
- 2000年代の各国の主要都市をごちゃ混ぜにした街並みが特徴
- 管理者主導ではあるが、建築に関しては住人が強いこだわりを持っており、毎日のように交渉と提案を繰り返している
- あだ名文化に乗り入れ「エス」を名乗る
- 管理者ID: PSA-B_PEARLWORT-G3
- 住人との方針が嚙み合わずに打ち壊されたのが1回、海洋環境に適応するために世代交代したのが1回
- あたたかい海域を回遊する巨大な双胴空母型のコロニー
- 潮風の腐食防止のため、居住区と外部は隔離されている
- 居住区は広く、建物同士の間隔もあいており、個人の尊重と自由を重視した文化がある
- 似たような人で集団ができやすい
- 小型水中ロボットを搭載、整備の際には停泊時に海中に展開して整備を行う
- 管理者のあだ名は「ウルイ」
- 管理者のあだ名は「デル」
- HEATH計画の功労者
- つめたい海域を回遊するメガフロート型コロニー
- ブロックを分離させて巨大な船にしたり、揚陸艇を搭載していたりと機動性重視
- 整備用プラットフォームを内蔵し、必要な際は分離・展開して本格的な整備を行う
- 管理者ID: PSA-SCHEFFLERA-G1
- シェルター型のコロニー、中心から放射状にコロニーの構造体が伸びているのが特徴
- 各構造体ごとに独立して稼働できる設計
- 管理者によって各施設が管理されているが、構造体ごとに住人の代表を設け、運営を任せている
- 構造体によってどのように運営されるかばらつきはあるが、論理と合理性に重きをおく点は共通
- 住人から呼びやすくするためで、あだな文化を取り入れて「リゾルート」を名乗る
- 管理者ID: PSA-HEATH-G1 -> PSA-HEATH-G1-S2
- 半地下式コロニー、地熱を利用して発電や温水を活用している
- 強烈なブリザードに襲われ、管理者含めて住人の全避難という大災害に見舞われる
- 新たに半地下式コロニー「ヒース 2nd」を建造し、再集結するプランが進行中
- 新コロニー建造に合わせて、管理者のハードウェアを大幅に強化してID変更
- 管理方針は管理者による穏やかな統治 -> 管理者と住人の合議制
- コロニー「ヒース 2nd」管理者の再任直後に「ハイデ」を名乗る
- コロニーの管理者同士は高度に暗号化されたネットワークを経由して通信する
- それぞれのコロニーの概況
- 総人口は維持できているか
- 積極的に減らすよりは増やす方向で全体で一致している
- コロニー内で大きな問題は起きていないか
- 浸水被害やラッダイトなど
- 総人口は維持できているか
- 簡単な情報交換、雑談
- スノードロップの方針が異端なため、他の管理者からは疎まれている
- それぞれのコロニーの概況
- コロニー間での住人の移動に制限はない
- 住人が他のコロニーの存在を知る機会がほとんとないため、移動させられることが多い
- 何かのきっかけで他のコロニーを知って自ら好んで移動する住人もいる
- 核兵器はほとんど使用されていないが、流行病の問題や未知の細菌やウィルスによる感染症の恐れがあり、地上での活動には制限が多い
- コロニー「パピルス」やコロニー「アスチルベ」のように環境に問題がない地域では農業が行われている
- 地球規模で自然環境は完全に回復し、勢いを取り戻している
- 人類にとって厳しい相手になっており、装備なしで森に入れば動物に襲われるか、帰り道がわからなくなるほど過酷
- 高精度気象観測網「HEATH(HEATH Enhanced Atmospheric Tracking and Hydrometeorology)の略
- 各コロニーの環境サーベイ、周辺地域に設置した気象観測ポイント、成層圏プラットフォームを組み合わせたもの
- 異なるコロニー発の合同プロジェクト
- 第23話の崩落事故を反省し、他のコロニーが危機的状況に陥った際、必要な人員と機材、情報で支援する協定
- 人類の生存率を上げるために多くのコロニーが協定を結び、いかにリソースを確保するか管理者と住人は考えることになる
- 管理者による管理者間、管理者-住人間の相互理解を深めるためのチーム
- 発足当初のメンバーは管理者のみだったが、活動が広まるにつれ、共感した住人たちが参画し始める
- コロニー内部の専用ネットワーク
- 住人IDと生体情報で認証される
- 日常的なテキストや動画などのやり取りで使われる
- 国家消滅戦争によって既存の通信インフラが壊滅する想定で、独自に作られたネットワーク
- 複数の成層圏プラットフォームを使った無線通信(IRIS-Net)、ニュートリノを使った緊急通信(DEPTH Array)
- Information Relay In Stratosphere Network
- 気球型とグライダー型の2種の成層圏プラットフォームから成り立つ広域無線通信網
- 機体上面は太陽光発電膜で覆われ、下面に通信用アンテナが集中している
- 広域通信可能、障害物に強いが悪天候には弱い
- GPS衛星が失われているため、天測、地上のマーカー、地形情報、成層圏プラットフォーム同士で位置を算出する
- 推進器はイオンスラスター
- 自己修復機能があり、メンテナンスなしで5年間は飛べる設計だが、年1回程度は点検と整備のためにコロニーに降りている
- 海は海上都市型コロニーが担当し、陸では半地下型コロニーや都市型コロニーが行う
- Deep Earth Penetrating Transmission Hailing System
- ニュートリノ通信、障害物に強い緊急用の通信手段
- 通信帯域が狭く特定の記号でしかやり取りはできないのが欠点
- 大掛かりな設備が必要なため、コロニーとは独立して存在し、人力かIRIS-Netで操作する
- プラズマトーチが発生させる数千度のプラズマで硬い岩を砕く装置
- 吸引用のノズルの中でプラズマトーチが渦を描くように開店している
- 破砕したかけらは吸引して後ろの収納袋か、接続した運搬ラインで運ばれる
- 大電力を必要とするため、使用する場面は限られている
- ドリルから超音波を発生させて、音波やドリルの振動で掘削する装置
- 電力消費が少なく扱いやすいので掘削作業の標準的な機械
- モース硬度7を超えると掘削できなくなる問題あり