- 2017/04/06 v0.1 : 自分用のメモをもとに暫定公開
- ここではAndroid OS と基本的なソフト(電話、カメラ、ブラウザなど)をひとまとめにしたシステム一式のことを指す。
- 小米の ROM は以下の種類がある
- MIUI China Stable : 中国大陸版。アプリは小米応用商店 (Xiaomi Store) からダウンロードする。
- MIUI China Develop : 中国大陸版の開発版。最新の機能が毎週アップデートされる。
- MIUI Global Stable : グローバル版。Google Play が使える代わりに Xiaomi Store や Virtual SIM などは使えない。アップデートは遅い。
- MIUI Global Develop : グローバル版の開発版。こちらも最新の機能が毎週アップデートされる。アップデートは遅い。
- xiaomi.eu : MIUI China Stable / Develop から有志の手で中華アプリを削除し Google Play を追加したもの。公式のものではない。
- スマートフォンには「リカバリ領域」と「システム領域」がある
- ふつうに電源をつけると、システム領域にインストールされた ROM が起動する。
音量+
ボタンを押しながら電源をつけると、リカバリ領域にインストールされた ROM が起動する (recovery mode)。- recovery mode で起動することにより、システム領域を書き換えることができる。 xiaomi.eu はこの方法でインストールする
- 標準のリカバリ ROM ではxiaomi.eu などの非公式 ROM をインストールできない。。TWRP という ROM に差し替えればできる。
音量-
ボタンを押しながら電源をつけると、fastboot mode になる。- fastboot mode では「リカバリ領域」「システム領域」のどちらも書き換えできる
- fastboot mode の使用には Xiaomi に申請が必要。これを 「bootloader の unlock 手続き」という。
どのコースを選んでもよい。
- Lv1: China ROM に Google Play Store を入れる
- ROM の書き換え、bootloader の unlock は不要。
- MIUI バージョンが v8.1 以下 (Android 6.0 以下) である必要がある。
- Web 上の Play Store のリンクが正しく動作しないなど、細かい不都合がある。
- Virtual SIM は使える
- Lv2: Global ROM に書き換え
- bootloader の unlock が必要。そのために Windows 環境が必要。
- システム領域の ROM を fastboot で書き替える必要がある。
- Google Play が正しく動く。
- Virtual SIM 、Xiaomi App Store 、QR コード読み取りバーなどの中国機能は全部なくなる。
- Lv3: China ROM に xiaomi.eu を入れる
- bootloader の unlock が必要。そのために Windows 環境が必要。
- リカバリ領域に TWRP を入れ、システム領域の ROM にパッチを当てる必要がある。
- Google Play が正しく動く。
- QR コード読み取りバーは残るが、Virtual SIM、Xiaomi App Store はなくなる。移植作業を試している。
China ROM に Google Play Store を入れる手順
- 設定アプリより、提供元不明アプリ (Unknown sources) を許可する 手順
- ブラウザで https://goo.gl/EqA9lG を開き、1 から順にダウンロードとインストールをする
- 電話機を再起動する。再起動後 Google Play Store を起動すると Google ログインできる。ログインしたら Gmail や Google 日本語入力など好きなアプリを入れられる。
手順2 の QR コードはこちら。ステータスバーを下ろすと右上にQRコードリーダーボタンがある。
Google にアクセスできない場合は、ここから zip でまとめて落とせる。
作業には Windows マシンが必要。
- Settings アプリから Xiaomi Account にログインしておく
- http://en.miui.com/unlock/ にアクセスし、アンロックの申請をする
- 理由は「開発のため」「サードパーティーのROMを試したい」などと書けばよい
- 数分〜1日程度で解除される
- アンロックの申請が通ったら (SMSで報される) Windows パソコンから http://en.miui.com/unlock/ に再びアクセスし、Unlock Tool を手に入れる
- Unlock Tool の画面の指示に従い、fastboot mode で起動してパソコンに接続し、ブートローダーをアンロックする
- MiFlash をインストール
- fastboot ROM一覧 から、使っている端末用の
Latest Global Stable
をダウンロードし、 7-zip などで解凍する。 - MiFlash を起動
- fastboot モードで端末を起動し、パソコンと USB 接続
Flash
ボタンを押す
上記の手順を解説しているサイト
- Xiaomi Mi5 Global Stable v7.3.5のROM焼き方法 前編(ブートローダー解除)
- Xiaomi Mi5 Global Stable v7.3.5のROM焼き方法 後編(ROM Flash)
- 【Xiaomi Mi5】ショップROMから公式globalROMに書き換える方法
はまった点
- Lhaplus では不完全にしか解凍できなかった。解凍後の system.img ファイルが 0 バイトになってたら失敗なので注意。おすすめは 7-zip 。
- EDL モードについて解説しているサイトがあるが、やってはいけない。同様に SP Flash Tool での操作もやめたほうがいい。
ぼくのメモ
- China Stable (V8.1.6.0.MAACNDI_20161223.0000.00_6.0_cn) を入れる
- xiaomi.eu_multi_MI5_6.11.10_v8-6.0.zip, xiaomi.eu_multi_MI5_7.3.30_v8-7.0.zip, SR3-SuperSU-v2.79-SR3-20170114223742.zip を /Download に送る
- twrp-3.0.2-3-gemini.img を recovery に焼いて boot する
- Wipe data
- xiaomi.eu_multi_MI5_6.11.10_v8-6.0.zip を install
- 初期設定完了後、再起動して recovery に入る
- xiaomi.eu_multi_MI5_7.3.30_v8-7.0.zip を install
参考資料
- 中華スマホRedmi Note 4で遊ぶ その11: xiaomi.euのカスタムROMを焼く
- 【小米改造】Xiaomi Redmi 3XでカスタムROM焼きからROOT取り作業手順
- Xiaomi.eu - 7.3.30
- Xiaomi Mi5s ROM焼き
更新中
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- ROM
- 公式の ROM 一覧 (過去分含む)
- 公式の fastboot images
- Xiaomi.eu
- GlobeROM - Xiaomi.eu をさらに改造したもの
- LinageOS - Cyanogenmod と呼ばれていたもの
- ECRMod
- Mi5s